競技

フットバッグとは、直径5cmほどのお手玉のようなバッグ(ボール)を 手や腕を使わずに、主に足を使って蹴るスポーツの総称です。

ひとくちにフットバッグと言っても、 バレーボールのようなコートで、 ネットを挟んでバッグを蹴りあう「フットバッグ・ネット」や、 連続で蹴り続ける回数・時間を競う「フットバッグ・コンセキュティブ」 、 そして華麗な足技を競う「フットバッグ・フリースタイル」など、 様々な競技があります。

フリースタイル 中でも世界で最も競技人口が多いといわれているのが 「フットバッグ・フリースタイル」。 決められた時間内で音楽に合わせて踊るように様々な技を繰り出していき、 そのルーティンの難易度、美しさ、オリジナリティ、音楽との融合など、 フットバッグの技術を総合的に競う競技で、世界大会も毎年行われています。

フットバッグが考案されたのは1972年、アメリカでの事です。 膝の手術をした John Stalberger (ジョン・スタルバーガー)のリハビリ用に、 医師の Mike Marshall (マイク・マーシャル)が 靴下に豆を詰めたものを足に乗せて遊んだら良いのでは? と考えたのが始まりです。 その後、二人とその仲間達によって、より蹴りやすいバッグ、 そして様々な技が開発され、 現在では欧米を中心に競技人口600万人とも言われる メジャーなスポーツに進化しています。

フットバッグ・フリースタイルは競技として競い合うのはもちろん、 何人かで輪になって自由に蹴り合う楽しさもあります。 同じ輪の中で重力に逆らい、自分の持てる限りの力を出し切り、お互いを称え合う。 そこに勝ち負けはありません。 また、練習に練習を重ねた技が初めて決まった瞬間の感動は筆舌に尽くし難く、 その達成感は格別です。

フィールドを選ばずプレイでき、バッグの持ち運びの手軽さ、 ダンスのような見た目の美しさ、 一人でも何人でも輪になってもできる多様性も相まって、 注目のニューストリートスポーツとして日本でも着実にプレーヤーが増えています。



(c)Nippon Footbag Association 2008